2022.05.26
2022年4月20日10:00、福岡市中央区内某所にて、株式会社ペンシルの新たなイノベーション創出の場である研究所「genie」がひそかに産声を上げました。
ささやかながらその開所式を執りおこないましたことをここにご報告します。
開所式はヒューマナライズマーケティング研究室室長 松枝による開会の辞に始まり、続けてgenieが目指す方向性を示す儀式を、同研究室 特殊研究機関『is』主任研究員 高木とともに執りおこないました。
ペンシルの革新の遺伝子(gene)を受け継ぎ、さらに未来を指向する『is』の研究活動をおこなう場として発足した「genie」。
1つ目の儀式として「gene」に「i」のレターを追加し「genie」を完成させました。
先人への敬意と新たな価値創造への意志を表現しています。「i」には「innovation」や「imagination」「infinity」といった意味を込めています。
次に、古代エジプトの神であるホルスの「左目」を入れる儀式に移ります。
日本で「目を入れる」といえばダルマが一般的です。「なぜホルスの左目なのか?」「そもそもホルスの左目とは何なのか?」と思われる方も少なからずいらっしゃるでしょう。
なぜか?という問いについての答え、それは、ダルマは縁起物・願かけとしての側面が強く、これから革新を生み出していくという「意思」をあらわすには十分ではないと考えたためです。
そこで、別名「ウジャトの目」とも呼ばれるホルスの左目が象徴するものが、よりgenieらしさを表現するにふさわしいものと感じ、選びました。
日本の伝統文化として「目を入れる」という要素は残しつつ、そこにふさわしい意味を持たせるためのモチーフとしてホルスの左目を採用しました。
その意味や象徴と解釈については以下のとおりです。
1)「全てを見通す知恵」という意味
より良い未来や理想へ革新を実現していくために知を探究していく私たちにとって、この意味にシンパシーを感じました。
2)「周期的に満ち欠けする月」の象徴とされること
月は天体衝突により地球から飛散したかけらから生まれたとされています。
研究開発型企業であるペンシルから派生し、生まれた研究所genieは、まさに月のような存在です。
ペンシルを母なる地球とすれば、genieは地球の公転に沿っていながら衛星として独自の軌道も持つ月のような存在ともいえます。
月の輝きによって地球の夜の闇は照らしだされ、人々に安心や発見、感動をもたらします。
一方で地球はなくても月は輝くのかもしれませんが、母なる地球なしではその輝き・美しさは意味を失うと考えます。
ペンシルとgenieは、相互に関係性や意味を持つ存在として活動をおこないます。
3)「回復」「修復」という意味
満ち欠けする月を象徴することから、「失ったものを回復・修復させる」という意味もあります。
国際的にSDGsが注目される背景にある問題は、これまでの急速な発展や社会の変化により生じたものです。
genieでは人類が健全な進化をするために、調和した新たな世界の研究・構築をテーマの1つとしています。
4)最後に欠かせない要素
そして、最後に欠かせない要素として「中二感」が挙げられます。
一般には社会に出ると、社会人らしくあろうとすることが良しとされる傾向にあります。
それらに反する理想は時に「それは妄想だ」「中二病だね」と呼ばれ非合理なものとして闇に葬られます。
先例や常識に依存した「何となくのそれらしさ」から脱して革新を図っていくためには、想像力たくましくあらねばなりません。これは私たちの、「既存の常識に囚われない」という考え方に通じます。
こうした儀式により、いわゆる「それらしい」開所式ではない、オリジナリティのあるものにできたのではないかと感じています。
genieの開所式の様子は動画でもご覧いただけます。
まだスタートを切ったばかりですが、genieの今後の活動にご期待ください。
ペンシル、イノベーション創出と研究開発のさらなる機能強化のための研究所「genie(ジーニー)」を開設
https://www.pencil.co.jp/release/20220420_01/
「ヒューマナライズ」とは、「ヒューマン」+「アナライズ」からなる造語で、分析手法やデータのみに偏ることなく、データの裏側にあるユーザー心理を意識し、分析する「研究開発型企業」ペンシルの研究開発機関です。
一般的な心理学・行動経済学を活用した研究にとどまらず、妖怪研究などあらゆるアプローチで研究を行っています。なかでも特殊研究機関『is』は、未来の可能性創造のために、妄想・空想をいかに現実化させられるかを日々追い求める集団です。
株式会社ペンシルは、企業のウェブ戦略を成功に導く研究開発型のウェブコンサルティング専門会社です。独自の視点から実験や研究を重ね、研究結果によるノウハウをもとにクライアント企業のウェブサイトを分析し、ウェブからの売上や成約をアップさせるためのコンサルティングを実施しています。ウェブサイトの目的と目標を明確にするコンセプトワークから、アクセス分析、マーケティング、競合調査、企画提案、ウェブサイト制作など、ウェブサイトの入口から出口までを総合的に支援しています。ペンシルは「インターネットの力で世界のビジネスを革新する」を企業理念に掲げ、常に新しいインターネットの可能性に向けて挑戦を続けています。
2024.02.26
生成AIの台頭により、働き方が変化しつつあります。変化とともに、企業は新たな文化や習慣、業務の導入を検討するときでもあります。し…
続きを読む
2022.07.01
ー やぁ、日常に潜む科学にあなたは気づいていますか? ー
続きを読む
2022.06.01
ー 虚構も共通認識となれば、現実と成る。人の眼が現実を映すとは限らない…ー
genieを拠点とする特殊研究機関『i…
続きを読む
2022.05.30
ー 人によって見ている、想像している世界は違う。
例えそれが虚構であったとしても、その人の脳内にその世界は…
続きを読む